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Lee, C. G.*; 鈴木 大輔; 江坂 文孝; 間柄 正明; Song, K.*
no journal, ,
TIMSの連続昇温法は極微量ウランの同位体比分析に有効であることが知られている。本研究では、Pu標準溶液試料(SRM947)及びMOX(SRM947+U500)粒子を用いて、TIMSの連続昇温法の分析能力を調べた。まず、Pu標準溶液試料での分析能力を調べる目的で、fgレベル試料の同位体比の正確さと精密さのエバポレーションフィラメントの昇温速度依存性を調べた。試料量0.1fgから1000fgの範囲、昇温速度100-250mA/minの範囲で同位体比の正確さと精密さは昇温速度には依存しないことが分かった。また、試料量70fgまでPu標準溶液試料のすべての同位体比が測定された。一方、MOX(SRM947+U500)粒子では化学分離なしでPuとU、PuとAmが明確に区別され、Pu/Pu及びPu/Pu比の測定が可能になった。したがって、連続昇温法によりPuのすべての同位体比測定が可能になった。この結果は、従来のTIMS測定法では測定困難であり、連続昇温法の長所であるため今後さまざまな分野で本分析法の応用が期待される。